1993年に、宇宙旅行に関する初めての市場調査が日本で行なわれました。つづいてカナダ、アメリカ、ドイツにおいても行われました。この調査によって、私たちは、ほとんどの人々(ほぼ全ての若者、および多くの中・高年齢者)が宇宙へ旅行をしたいことを知りました。
悲しいことに、アメリカ、ヨーロッパおよび日本の政府宇宙機関は、宇宙旅行を実現させるために何も行っていません。例えば、2001年4月にアメリカ人のデニス・チトー氏は旅行会社に乗船料金を支払って宇宙観光旅行をした最初の人になりました。その時彼が乗ったのは40年前にユーリー・ガガーリンが初めて宇宙へ飛び出した時とほとんど同じロケットだったのです。 |
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| 「宇宙旅行に興味がある」と回答した人の割合 |
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1961年以来、アメリカおよびヨーロッパの宇宙機関は宇宙開発に1兆ドルを費やしました。また、NASDAは3兆円を費やしました。しかし、彼らは宇宙へ行くコストを全く下げていません!!!
これらの宇宙機関は、様々な活動に年に2兆円以上を費やし続けます。しかし、利益を上げていません。
もし航空産業などの会社が1兆ドルを投資していれば、その会社は年に1兆ドルの売り上げを作り出すでしょう。しかし、今の商業宇宙産業、いわゆる通信と放送衛星の売り上げはたったこの1/50です。また、それはまだ縮小しています！なぜなら光ファイバーや携帯電話は衛星をほとんど使っていないからです。 |
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| 一般ビジネスと宇宙局の投資の対比 |
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したがって、私たちは、宇宙旅行の値段を下げるための最良の手段として、宇宙丸プロジェクトを主張しています。これは、数分間宇宙へ数人の旅客を運ぶことができる準軌道用、再使用型打ち上げロケットです。これは更なる宇宙旅行産業発展のファーストステップです。3年の間、年間100億円を要するでしょうが、これはJAXAの予算のたった5%です。今日、世界で唯一の完全再使用型・垂直離着陸(VTOL)ロケットであるRVTを既に建造し飛行させた研究者とそのチームによって宇宙丸は造られることになります。
1999年以来、RVTプロジェクトは、5年間の合計で約1億円だけ受け取りました。これは日本政府が1999年以来宇宙に費やした1兆円のおよそ1万分の1です。
年輩の宇宙機関幹部は、宇宙旅行は「重要でない」と主張します。しかし、彼らは全く間違っています。宇宙旅行は巨大な事業になり、多くの新しい仕事を生み出すでしょう。そして、日本経済を刺激し経済再生への大きな原動力となるでしょう。対照的に、現在行われているほとんどの宇宙機関の活動は経済的価値をほとんど持っておらず、単に納税者の重荷となっています。
宇宙旅行こそ現代のニーズに合った最も経済的な宇宙活動です。その利益は宇宙分野にとどまりません。世界的な宇宙旅行運動に私達も加わりましょう。そして、みんなで宇宙へ行きましょう!! |
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